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ネイティブ英語に絶望|リスニング・スピーキング力を上げる3つの勉強法

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念願の海外駐在。しかし、待っていたのは英語が話せないことへの焦りと絶望感だった…(特に英語圏)。

この記事は、かつての私と同じく、ネイティブが繰り出す爆速英語へのリスニングとスピーキングの壁にぶつかり、自信を失っているであろう方に記します。

今回、私の実体験をもとに解決していきたい悩みはこちらです。

  • ネイティブ英語のスピードについていけず、何言ってるか理解ができない…
  • 会議で言いたいことは頭にあるのに、全く口から出てこない…

結論ですが、プログリット社が提供する「シャドテン」及び「スピフル」が当時の私の救世主となってくれました。

この2つのアプリにより、リスニング・スピーキング力がかなり鍛えられ、何とか駐在員としての英語力の基盤が整った次第です。

一緒にネイティブ英語の壁を乗り越えていきましょう!

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ネイティブ英語(アメリカ)で絶望する理由|駐在員が陥る罠

ネイティブ英語に絶望する理由

アメリカ駐在が決まり、日本でしっかり英語を勉強してきたはずなのに、なぜ現地で絶望してしまうのでしょうか。それは多くの駐在員が陥る共通の「罠」があるからです。

理想と現実のギャップ:TOEIC高得点でも話せないという現実

日本での英語力の指標といえば、やはりTOEIC。私も渡米前は900点台を取得しており、「基礎的な英語力は十分あるはずだ」と信じていました。

しかし、この「基礎力」は、あくまでインプット中心の力。

さらに、オンライン英会話も受講されている方も多いと思いますが、時差の関係上、日本で英語を習うのは第二言語として英語をマスターしたコーチ達から。

いざアメリカで生活を始めると、ネイティブのまったく質の異なる「音や速度」に、今までの英語力が全く歯が立たない現実に直面します。

ネイティブの「本当の」英語の壁

赴任当初、社内のローカルメンバーは、私が日本人だと分かっているためか、比較的ゆっくりと分かりやすい英語で話してくれていました。

そんな中で、「英語イケるじゃん!」と思っていた矢先・・・

本当の壁は社外のクライアントとの打ち合わせで訪れました。

ネイティブスピーカーが話す本場の英語は、音が繋がる「リンキング」や音が消える「リダクション」が多用され、そのスピードに脳の処理が全く追いつきません。相手の言っていることが2割ほどしか理解できず、議事録も取れない。

「この人は本当に理解しているのか?」という相手のいぶかしげな表情に、冷や汗が止まらなかったのを今でも鮮明に覚えています。

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まずは現在地を知ろう。「Versant」の活用

やみくもに勉強を始める前に、自分の現在地と成長を客観的に把握することも重要です。

英語のスピーキング力を測るテストとして有名なのが「Versant」です。全て英語で出題され、例えば「長い英語のストーリーを聞いた後にその内容を英語でサマリーしてね。」という問題もあります。

ゆえに、リスニング力もかなり求められます。テスト時間は20分でオンライン完結の為、受けやすい試験ですが難易度は高いです。

私も同僚に勧められて最初に受験したところ、海外駐在員としては最低限のレベルであることが分かり、自分の課題が明確になりました。

また、私が駐在開始時期及び半年後(シャドテン・スピフル利用後)に受けた、VersantによるGSEスコア・CFER-Jランクは下記です。擦りますが、GSE「45」は、駐在員レベルの最下層だそうです。

CFER-J
Rank
GSE OverallSentence MasteryVacabularyFluencyPronunciation
赴任直後B14553583240
半年後B1+5459525155
正確性や流暢さ、発音はグッとスコアアップ。語彙力が下がっている原因は、自分の中での鉄板言いまわしが定着した弊害。

最終的に帰任前には、GSEスコアが59まで上げることはできました。ぎりぎりB2ランク。

1. CEFR-J(セファール・ジェイ)とは?

「日本人学習者のための、英語力の指標」

まず、世界基準であるCEFR(セファール)というものがあります。これは言語能力をA1(初級)からC2(熟達)までの6段階で評価する「世界共通のモノサシ」です。

しかし、日本人の英語学習者の多くは、実はこの一番下の「A1」や「A2」のレベルに集中しています。世界基準のままだと、「全然レベルが上がらない…」と挫折しやすいのです。

そこで開発されたのがCEFR-Jです。

  • 特徴: 日本の英語教育事情に合わせて、特に初級〜中級レベル(A1, A2, B1, B2)をさらに細かく分割しています(例:B1, B1+など)。
  • イメージ: 「大雑把なS・M・Lサイズ」ではなく、「身長何センチ」と細かく測れるように目盛りを増やした感じ。※どのレベルがどの程度の英語力かは、下記リンクを見てください。
スコア活用法
VERSANTはビジネスで使える英語力を、正確かつスピーディーに測定・分析するテストです。スコア活用法について紹介します。

2. GSE(Global Scale of English)とは?

「実力を数値で測る、世界共通の細かい定規」

GSEは、教育大手のピアソン(Pearson)が開発した、世界標準の英語力指標です。CEFRをベースにしつつ、より細かく数値化したものです。

  • 特徴: 英語力を**10点から90点までのスコア(数値)**で表します。
  • イメージ: CEFRが「帯(レベル)」なら、GSEは「1ミリ単位の定規(スコア)」です。
スコア活用法
VERSANTはビジネスで使える英語力を、正確かつスピーディーに測定・分析するテストです。スコア活用法について紹介します。
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【実体験】アメリカ駐在で私が絶望から抜け出した3つの勉強法

3つの勉強法

様々な失敗や回り道を経験した私が、最終的にたどり着いた本当に効果のあった勉強法を3つご紹介します。ポイントは「インプット」と「アウトプット」を効果的に組み合わせることです。

【リスニング強化】シャドーイングでネイティブの音をインストールする

スピーキングの前に、まずは相手の言っていることを正確に聞き取れなければ会話は始まりません。そのために最も効果的だったのが「シャドーイング」でした。難しいですが、これは本当に効果アリです。

なぜシャドーイングが効果的なのか?

シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、少し遅れて影(シャドー)のように真似して発音するトレーニングです。これを繰り返すことで、ネイティブ特有の音声変化(リンキングやリダクション)に耳が慣れ、脳が英語の音を正しく処理できるようになります。

また、文章全体のイントネーションやリズムも自然に身につき、ある程度の発話の塊(チャンク)を捉えられるようになるため、リスニング力だけでなく、結果的にスピーキング力の向上にも繋がる、非常に効率の良い勉強法です。

私がたどり着いた最強ツール「シャドテン」

当初、私はTEDトークなどでシャドーイングを試しましたが、自分の発音が合っているのか分からず挫折しました(そもそもTEDトークのスピーキング速すぎ問題)。

そんな時に出会ったのが、シャドーイング添削アプリ「シャドテン」でした。

シャドテンは、録音した自分の音声をプロが毎日添削してくれるサービスです。どこをどう直せば良いかが具体的に分かるため、着実に成長を実感できます。日本語でこう発音すれば、ネイティブの発音に近くなりますよと要点を絞ってアドバイスをくれます。

また、教材の音声速度がWPM(Words Per Minute)で示されており、自分のレベルに合わせて少しずつ負荷を上げていけるので、無理なく継続できました。3~4日ほどでひとつのテーマを仕上げるというペースも継続にはちょうど良かったと振り返ります。

このアプリのおかげで、私のリスニング力は劇的に向上しました。

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【スピーキング強化】瞬間英作文で英語の瞬発力を鍛える

リスニング力が向上してきたら、次はスピーキングの瞬発力を鍛える番です。頭の中では文章が作れても、口からスムーズに出てこなければ意味がありません。

ビジネス特化のAIアプリ「スピフル」

おすすめなのが、ビジネスシーンに特化した瞬間英作文アプリ「スピフル」です。出題される日本語を瞬時に英語に変換して口に出すトレーニングを繰り返すことで、頭で考えなくても英語がパッと出てくる「英語脳」の回路を構築できます。

スピフルはAIが正誤判定をし、フィードバックをくれるため、一人でも効率的に練習を進められます。

「シャドテン」でネイティブの音を拾える耳を養い、「スピフル」でその速度に合わせた発話を目指して量をこなす。この組み合わせが、私のスピーキング力を飛躍させてくれました。

自学でも瞬間英作文はこなせますが、やはり継続のカギは客観的なフィードバックを得られることにあります。

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【王道の語彙強化】分からない英単語を減らしていく

せっかくネイティブの発話スピードや独特のイントネーションについて行けるようになっても、意味を覚えてない単語は分からないのです。

特別な単語帳は必要ありません。私は大学受験の時にお世話になっていた「システム英単語」を持参していたので、音声付きで何周も単語をひたすら覚えていきました。

シャドテン、スピフルでアウトプットをこなしていき、単語帳でインプットを図るという寸法です。

「もう持っている英単語帳は終わったよ」という方は、ぜひIELTSの英単語にも挑戦してみてください。海外の大学では入学に向けた英語力を図る際にIELTSを採用しているところも多く、実践的な英単語が頻出します。

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まとめ:ネイティブ英語で絶望しているあなたへ。今日から始めよう

ネイティブ英語の壁は、想像以上に高く、分厚いものです。私もかつて、その壁の前で絶望しました。

しかし、正しい勉強法で一歩ずつ進めば、その壁は必ず乗り越えられます。今回ご紹介した「シャドーイング」と「瞬間英作文」は、私が絶望から這い上がるための強力なサポーターとなってくれました。

この記事を読んでいる今、この瞬間が、あなたの英語人生で一番若い日です。もし少しでも現状を変えたいと思うなら、まずはシャドテンやスピフルの無料体験から試してみてください。

あなたの駐在生活が、充実したものになることを心から願っています。

英語にとてもとても苦しみ、悪夢まで見ていたゆとりダディからは以上です。

ネイティブ英語に適応編につづく。

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