
2022年に登場し、その画期的な「ツラヌキSPEC」で瞬く間にホールの主役となった6.5号機「パチスロ甲鉄城のカバネリ」。 今もなお多くのファンに愛される名機だが、ついにスマスロ機が26年3月2日に登場予定!
その名も「スマスロ 甲鉄城のカバネリ 海門(うなと)決戦」!
メダル機の評価が高かった分、「スマスロになって何が変わった?」「ゲーム性は?」と疑問が次々と湧いてくる。
そんな疑問に答えるべく、現状公開されている情報から「スペック」「ゲーム性」、そして一番気になる「ツラヌキ」の進化まで、徹底的に比較・解説していく。
早く六根したい。

【スマスロカバネリvs初代】スペック・基本情報の違いを徹底比較
まずは基本となるスペックから見ていく。
一言でいうと、スマスロ版は「よりハイリスク・ハイリターン」な仕様に変更されている。
初当り確率の比較
| 設定 | 初当り合算 | ST確率 | ||
| 現行機 | スマスロ | 現行機 | スマスロ | |
| 設定1 | 1/237.0 | 1/254.2 | 1/407.9 | 1/422.5 |
| 設定2 | 1/230.7 | 1/242.3 | 1/393.2 | 1/405.9 |
| 設定3 | 1/214.0 | 1/239.6 | 1/372.4 | 1/398.7 |
| 設定4 | 1/186.0 | 1/214.0 | 1/327.2 | 1/357.2 |
| 設定5 | 1/171.3 | 1/203.2 | 1/307.3 | 1/332.6 |
| 設定6 | 1/151.3 | 1/195.1 | 1/290.6 | 1/318.5 |
表を見るとわかる通り、スマスロ版は全体的に初当りやST確率がやや重くなっている。
現行機のような「軽めの初当りからコツコツ出玉を伸ばす」というよりは、大きな一撃を待つゲーム性になりそうだ。
機械割の進化
設定6の機械割は、スマスロ版では最高峰の「114.9%」にまで跳ね上がっている。 この数値は、スマスロ市場の強力なライバル機に対抗するための「パワー」を重視した結果と言えるだろう。
- 現行機 機械割: 97.8% ~ 110.0%
- スマスロ 機械割: 97.5% ~ 114.9%
【スマスロカバネリvs初代】通常時チャンス目がボーナス直撃の鍵に!
現行機は、チャンス目を引いてCZ(カバネリチャンス)に入れ、それを成功させてボーナス、という流れが基本。
一方、スマスロ版ではチャンス目を引いた後にCZもしくは、「ボーナス直撃」のルートが用意されている模様だ。 ゲーム数でのボーナス当選の代わりにチャンス目成立時の直撃ルートが新設され、ヒキ次第ではスピーディーなゲーム展開が楽しめそうだ。
オールスター目成立で裏STのチャンス!?
さらに、生駒・無名・カバネチャンス目が揃う「オールスター目」が成立すれば最強トリガーである「裏景之ST」突入のチャンスが訪れるとのこと。現行機では、通常時にオールスター目を引いても美馬CZが確定及び生駒・無名のCZポイント減算が恩恵であった。
小役確率及びスマスロ版でのオールスター目の状態別の恩恵は明らかになっていないが、通常時においても一発逆転の強フラグとなることが期待される。
ボーナス種別
スマスロ版でも、初当りボーナスは1:1の確率でST移行の「エピソードボーナス」及びポイントを溜めてST当選を狙う「駿城ボーナス」の2種に分かれるようだ。「駿城ボーナス」のST期待度は変わらず20%となる模様。ボーナスランクの概念が導入されるかは現状不明だ。
【スマスロカバネリvs初代】最上位STと自力特化ゾーン
「カバネリ」の面白さの核であるSTも、舞台を劇場版『海門決戦』に移し、大幅にパワーアップしている。
最強の上位ST「裏景之(うらかげゆき)ST」を搭載!
現行機の最強トリガーといえば、期待枚数約3500枚を誇る「裏美馬ST」。 スマスロ版では、それを超える存在として劇場版のラスボス「景之」の名を冠した「裏景之ST」が登場。
その期待獲得枚数は約3600枚と、裏美馬STを上回る性能。
最上位STの性能が強化された分、下位STの継続期待度に変化が無いかは注目ポイントになるかと思う。
上乗せが自力勝負に!「カバネリアタック」
ST中のボーナス枚数を決める「カバネリアタック」も、プレイヤーの腕が試される仕様に進化。
スマスロ版では「自力の上乗せ特化ゾーン」へと変貌と謳われている。 消化中に引いた「チャンス目で上乗せ枚数をアップ」「対応チャンス目は大幅上乗せ!?」と2点挙げられており、ヒキ次第では最大3000枚もの上乗せが可能とされている。 現行機のボーナス最大枚数が1000枚だったことを考えると、まさにスマスロならではの夢のある仕様変更だ。
ツラヌキ後も上位ST以上!?
現行機ではエンディングに到達した際は、通常STに再度当選という流れであったが、スマスロ版ではツラヌキ後は「景之ST以上濃厚?!」と公式記載あり。イメージ的にはGOD EATERでもエンディング後は上位STである漆黒の捕食者(もしくは神堕)に移行するため、似たゲームフローとなることが期待できる。
まとめ:出玉性能がパワーアップしたスマスロに期待
現行機のカバネリが導入されて早4年。他メーカーのスマスロ機でもカバネリと似たSTシステムを採用する機種が多かったことから、市場での影響力はかなり強い機種。その分、スマスロ版「海門決戦」にかかる期待は大きい。
化物語のスマスロも稼働が開始され、人気タイトルのスマスロ化という成功体験をサミーはうまく積み上げられている印象だ。この調子で、過去の人気タイトルを現在の規制の中でうまく進化させ、市場にひとつでも多く導入してほしい。
かなり難しいと思うが、念願のA+ART機の復刻を願う。ゆとりダディからは以上。




