
アメリカ駐在が決まったけれど、一体何を持っていくべきか悩んでいませんか?
「現地で揃えればいいか」と思っていると、意外なものが手に入りにくかったり、日本での購入がお得だったりすることも。
この記事では、私のアメリカ駐在経験をもとに、「これは日本から持って行って正解だった!」「持っていけばよかった」と感じた、アイテム15選をカテゴリー別にご紹介します。
URLが付いているものは実際に購入したものの最新モデル、もしくは現時点のオススメ品です。
【家電編】アメリカ生活の質を上げる!日本から持参すべき電化製品
アメリカと日本では電圧が異なるため、日本の家電をそのまま使うことはできません。しかし、それでも日本から持っていくべき優秀な家電があります。現地で購入すると高価で低スペックな場合も多いため、しっかり準備する価値があります。
1. 変圧器
アメリカ駐在のマストアイテムです。アメリカの電圧は110~120Vで、日本の100Vとは異なります。100V対応の家電をそのままアメリカで使うと故障の原因になるため、変圧器は必ず用意しましょう。
嬉しいことに、変圧器は現地でも需要があります。アメリカ在住の日本人向け掲示板「びびなび」などで日本人同士の個人売買が活発に行われており、私は帰国時にうまいこと売却することができました。
2. 炊飯器
アメリカでも炊飯器は購入できますが、機能がシンプルなものが多く、高価格な傾向にあります。
お米自体は、カリフォルニア産のコシヒカリなど美味しいものが手に入りますので、毎日食べるご飯を美味しく炊き上げるためにも、使い慣れた炊飯器を持参することをおすすめします。
3. ドライヤー
特に女性にとって、毎日使うドライヤーは髪のコンディションを左右する重要なアイテムです。私の妻も「使い慣れたものが髪に一番なじむ」と言って、日本から持参しました。高機能なドライヤーを愛用している方は、変圧器とセットで持っていくと良いでしょう。
4. ホームベーカリー
アメリカのスーパーで売られているパンの味は、、、おそらく落胆する方が多いと思います。
もちろん美味しいパン屋さんやサンドイッチ屋さんもたくさんあるのですが、日常的に買うには少し高価です。その点、ホームベーカリーがあれば、現地の材料(小麦粉やドライイースト)で、いつでも焼きたての美味しいパンが食べられます。食パンが恋しくなった時に大活躍してくれるでしょう。
さらにこちらの上位機種の場合、お餅を家庭で作ることも可能です。アメリカの年末年始は日本のお正月と比べて休日は短いため、少しでも日本の気分を味わうには家庭で作るのも楽しいイベントになるのではないでしょうか。
材料である「もち米、片栗粉」は現地の日本食スーパーでも入手可能です。もちろんお餅そのものも売られていますが、割高なのとアメリカの広いキッチンを活かして家族で和気あいあいとお餅つくりをすることが、良い思い出になること間違いなしです。

5. ホットプレート
アメリカンBBQも楽しいですが、時には家で焼肉やお好み焼き、たこ焼きパーティーをしたくなりますよね。マルチ鉄板付きのホットプレートが1台あると、食生活が豊かになります。アメリカの家は広いことが多いので、友人を招いてホームパーティーをする際にも大活躍間違いなしのアイテムです。
【健康・美容編】自分に合ったものでセルフケア
サプリメント大国のアメリカでは、ほとんどのサプリ(鉄やビタミン系)が手に入ります。しかし、身体に直接関わるものだからこそ、使い慣れたものや、自分に合うものを用意しておくと安心です。
6. 自分に合うサプリメント (GABAなど)
渡米直後は時差ボケに悩まされる人も少なくありません。私自身、現地で勧められた睡眠導入剤の「メラトニン」の効果が強すぎて、翌朝起きるのが怖いと感じることがありました。
日本では市販されていないメラトニンのような強力なものではなく、GABA(ギャバ)など、自分が安心して使えるリラックス効果のあるサプリメントを持参すると、環境の変化によるストレスや時差ボケ対策に役立ちます。
7. 基礎化粧品
アメリカにも様々なブランドの化粧品がありますが、自分の肌に合うとは限りません。特に敏感肌の方は、新しい環境や水の違いで肌トラブルが起きやすくなることも。少なくとも数ヶ月分は、使い慣れたものを持参すると安心です。
8. 整髪料 (ワックスなど)
普段愛用しているワックスやヘアスプレーがあるなら、日本から持っていくのがベターです。私はギャツビーのワックスを愛用していたため、大量に買いだめして持参しました。現地の日本スーパーでは12ドルほどで売られていました。た、たかい・・・
【生活雑貨編】日本のクオリティが恋しくなる日用品
「消耗品は現地で買えばいい」と思いがちですが、日本の製品のクオリティの高さを痛感するアイテムがいくつかあります。
9. サランラップ
日本のラップの密着性や切りやすさは世界トップクラスです。アメリカのラップは薄くて切りにくく、ストレスを感じることが多々あります。日本食スーパーでも購入できますが、割高なので、船便や航空便のスペースに余裕があれば、いくつかストックを持っていくことを強くおすすめします。
10. ティッシュペーパー
日本のティッシュの柔らかさに慣れていると、アメリカの製品は硬く感じることがあります。現地スーパー(CostcoやSafeway)で買えますが、日常的に使うものだからこそ、日本の品質の良さを実感するアイテムです。
【衣類・子ども用品編】サイズと仕様の違いに注意
衣類はアメリカ人の体型に合わせて作られているため、小柄な方やフィット感を重視する方は注意が必要です。
11. サイズの合う衣類
アメリカで販売されている服は、SサイズやXSサイズでも袖が長いことがよくあります。私はパーカーやコートは常に腕まくり状態でした。ファッションにこだわりがある方や、ジャストサイズで着たい方は、日本である程度お気に入りの服を購入していくことをおすすめします。
12. 子ども用の前開き肌着
特に乳幼児向けの「前開きの肌着」は、アメリカではほとんど見かけません。首が座っていない赤ちゃんのお着替えに非常に便利なため、妻が現地で仲良くなったローカルの方にも「どこで売っているの?」と羨ましがられたそうです。出産準備や小さいお子さんがいる場合は、必ず持っていきたいアイテムですね。リンクのタイプのイメージです。
13. オムツ
お子さんがいる家庭では、オムツも日本から持っていくと安心です。アメリカでもパンパースなどは購入できますが、肌触りも日本のものとは異なる場合があります。お子さんの肌に合うかどうかわからないため、使い慣れたものを多めに持っていくと良いでしょう。
14. フットレスト
幼児連れの長距離フライトで非常に役立つアイテムです。座席の足元スペースを埋めてベッドのようにでき、子どもが足を伸ばして眠ることができます。機内での親と子どもの負担を大きく軽減してくれるお助けグッズです(ビジネスクラスには不要ですが・・・)。
【その他】渡米前に必ず確認!日本のインフラ維持
15. 日本の携帯電話番号(維持)
これは「持っていくもの」ではありませんが、非常に重要なポイントです。私たちは渡米時に日本の携帯番号を全て解約してしまい、大変後悔しました。
ネットバンキングの二段階認証や、日本の一時帰国時にホテルやレストランを予約する際など、日本の携帯番号が必要になる場面が多々あります。
格安SIMなどで最低限の契約を維持するなど、家族で最低1つは日本の番号を維持しておくことを強く推奨します。



