
「子連れでのハワイ旅行、憧れるけど本当に楽しめる?」「子どもが小さくても無理なく過ごせるホテルや観光スポットはどこだろう?」そんな疑問や不安をお持ちではありませんか。
子連れハワイはポイントを押さえれば、家族みんなで最高の思い出を作ることができます!
この記事では、実際に子連れでハワイ(ワイキキ)を旅した経験をもとに、子連れでも安心して過ごせるおすすめのホテルや、無理なく楽しめる王道の観光スポットを厳選してご紹介します。ぜひ旅行計画の参考にしてください。
子連れハワイ旅行の計画!飛行機と移動手段のポイント
子連れでの海外旅行は、長時間のフライトや現地の移動手段は、子どもたちの機嫌や体力を左右する重要な要素です。ここでは、私たちが駐在していたアメリカ西海岸からハワイへ向かう際に実践した、スムーズな移動のコツと、現地での賢い交通手段の選び方について、具体的な体験を交えながら詳しく解説します。
便利なSouthwest Airline!アプリ活用とベビーカー持ち込み
すみませんここは現地駐在員向けなのですが、私たちが今回のハワイ旅行で利用したのは、当時はコストコで割引のギフトカードが販売されていた「Southwest Airline」です(25年では販売終了のようです)。サンノゼからホノルルまでの約6時間のフライトでしたが、この航空会社を選んだことで、空港での手続きが驚くほどスムーズに進みました。専用のスマートフォンアプリを使えばチェックインが簡単に完結でき、空港に到着してから、慌ててカウンターに並ぶ必要はありません。まずは空港に設置されたKIOSK(自動チェックイン機)へ向かい、そこで手荷物用のシールを印刷します。あとはそのシールを自分のスーツケースに貼り付け、指定のカウンターに預けるだけで、一連の手続きが完了します。

また、小さなお子様連れの旅行で悩みの種となるベビーカーの扱いについても、チェックインカウンターで「Gate check(ゲートチェック)でお願いします」と一言伝えるだけで大丈夫です。そうすれば、搭乗時間が来るまでベビーカーで過ごし、飛行機に乗り込む直前にゲートのスタッフに預けることができます。目的地に到着すると、飛行機を降りたすぐの場所でベビーカーを受け取れるため、空港内の長い移動も子どもを抱っこし続ける必要がなく、親の負担を大幅に軽減してくれました。
ハワイでの移動はHANA TAXIがおすすめな理由【チャイルドシート問題】
ホノルル空港に到着後、ワイキキのホテルまでの移動手段として、私たちは「HANA TAXI」を利用しました。最近ではUberなどの配車アプリが主流ですが、子連れ旅行では一つ注意すべき点があります。それはチャイルドシートの問題です。ハワイ州の法律では、10歳未満の子どもはチャイルドシート(またはブースターシート)の使用が義務付けられていますが、配車アプリではチャイルドシート付きの車両を確実に手配することが難しい場合があります。下記リンクからハワイ州でのレギュレーションを確認できます。

その点、商用のタクシーはこの法律の適用が免除されるため、チャイルドシートなしでも子どもを乗せることが法的に認められています。そこで私たちは、認可されたタクシー会社であるHANA TAXIを選びました。このタクシー会社は、空港の乗り場からすぐ利用できるだけでなく、滞在中に街中で利用したい場合も、電話をすれば15分程度で指定の場所まで迎えに来てくれました。事前にウェブサイトから予約することも可能なので、空港送迎など、あらかじめスケジュールが決まっている場合には予約しておくとさらに安心です。

【体験談】子連れにおすすめのホテル2選!ワイキキでの滞在記
子連れハワイ旅行の満足度を大きく左右するのがホテル選びです。子どもたちが快適に過ごせることはもちろん、親にとっても利便性が高く、心からリラックスできる場所を選びたいものです。今回の旅行で、私たちは性格の異なる2つのホテルに宿泊しました。どちらも甲乙つけがたい素晴らしいホテルで、子連れファミリーに自信を持っておすすめできます。
立地最高!ハイアットリージェンシー ワイキキビーチ リゾート&スパ
ワイキキでの最初の3泊は、ワイキキビーチの目の前にそびえ立つ「ハイアットリージェンシー ワイキキビーチ リゾート&スパ」に滞在しました。このホテルの最大の魅力は、何と言ってもその圧倒的な立地の良さです。ビーチへは道を渡るだけ、ショッピングや食事にも困ることはなく、ワイキキ観光の拠点としてこれ以上ないほど便利な場所にあります。


部屋食に便利な「ワイキキマーケット」が超優秀
特に滞在中、私たちの胃袋を支えてくれたのが、ホテル内に併設されている「ワイキキマーケット」でした。レストランでの外食は、費用がかさむだけでなく、子どもが騒いだり飽きてしまったりと、親はなかなか落ち着いて食事を楽しめません。その点、このマーケットは私たちの救世主でした。名物のポキ(ポケ)は驚くほど新鮮で美味しく、専門店にも引けを取らないクオリティです。その他にも、焼きたてのピザやローストチキン、サラダバー、カットフルーツなどが豊富に揃っており、毎日のように利用していました。美味しいデリを部屋に持ち帰り、ラナイ(ベランダ)で気兼ねなく楽しむ食事は、子連れ旅行における最高の贅沢の一つと言えるでしょう。


日本人には嬉しいウォシュレット完備
そして、個人的に最も感動し、このホテルを選んで本当に良かったと感じたのが、客室にウォシュレットが完備されていたことです。海外のホテルではなかなか出会えない設備であり、私は普段から携帯用のウォシュレットを持参するほどなのですが、日本と変わらない最新の設備が整っていたことには感謝しかありません。長旅の疲れを癒す上で、こうした細やかな配慮は日本人にとって非常に価値が高いポイントだと思います。

家族で一日中楽しめる!ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート
旅の後半は、ワイキキの西端に位置する広大なリゾート「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート」に宿泊しました。”ビレッジ”という名の通り、敷地内には複数のタワー、レストラン、ショップ、そして多彩なプールが点在し、ホテルから一歩も出なくても一日中楽しめる、まさにザ・リゾートです。


プールとラグーンで遊びつくす
このホテルの最大の魅力は、子どもたちが大喜びするウォーターアクティビティの充実度です。敷地内には複数のプールがあり、中でも長いウォータースライダーがあるプールは子どもたちに大人気で、何度も何度も歓声を上げながら滑っていました。さらに、ホテルの目の前には、外海から仕切られた穏やかな「デューク・カハナモク・ラグーン」が広がっています。波が全くないので、小さなお子様でも安心して水遊びをさせることができ、水面を覗き込むと小さな魚たちが泳いでいる姿も見ることができます。




金曜の夜はラナイから花火鑑賞
私たちはアリタワーの11階、オーシャンビューの部屋に宿泊したのですが、その部屋からの眺めは息をのむほどの美しさでした。そして、幸運なことに滞在が金曜日に重なったため、ヒルトン名物の花火を部屋のラナイから鑑賞するという最高の体験ができました。大勢の観客で賑わうビーチに行かなくても、家族だけのプライベートな空間で夜空を彩る大輪の花火を眺める時間は、忘れられない思い出となりました。

徒歩圏内のスーパーとアラモアナセンターへのアクセス
ヒルトンはワイキキの中心部から少し離れていますが、食料品の調達には困りません。ホテルから歩いてすぐの場所に「アイランドカントリーマーケット(ABCストア)」があり、デリや野菜、フルーツなどを手軽に購入できます。また、ホテル近くのバス停からはショッピングに便利な「ピンクライン」が頻繁に運行しており、ハワイ最大のショッピングセンター「アラモアナセンター」へも簡単にアクセス可能です。アラモアナセンター内には子どもが喜ぶゲームセンターもあるので、ショッピングに飽きてしまった子どもを連れて行くのにもおすすめです。


子連れでも大満足!ハワイのおすすめグルメ&レストラン
ハワイの魅力といえば、美しい景色だけでなく、多彩なグルメも欠かせません。しかし、子連れとなるとお店選びも一苦労です。ここでは、高級ディナーからB級グルメ、そしてヘルシーな朝食まで、私たちが実際に訪れて「ここは当たりだ!」と感じた、子連れでも楽しめるグルメスポットをご紹介します。
ウルフギャング・ステーキハウス
「せっかくのハワイだから、一度は本格的なステーキを味わいたい」という願いを叶えるために訪れたのが、言わずと知れた名店「ウルフギャング・ステーキハウス」です。私は肉より魚を好んで食べる派の人間なのですが、ウルフギャングのステーキはまたもう一度食べたいと思うほどジューシーで美味しかったです。また、料理の味以上に私たちの心を掴んだのは、スタッフの方々の素晴らしいサービスでした。グラスが空けば絶妙なタイミングで次のドリンクを尋ねに来てくれますし、子どもたちのためには、万が一倒しても大丈夫なようにと、蓋つきのプラスチックカップでお水を提供してくれました。高級店でありながら、子ども連れの私たちを温かく迎え入れてくれるそのホスピタリティに、心から感動しました。



【B級グルメ】気軽に楽しめるステーキシャック
毎日高級ステーキというわけにはいきませんが、もっと気軽に美味しいお肉を楽しみたい日もあります。そんな時にぴったりなのが、ワイキキビーチ沿いにあるプレートランチの店「ステーキシャック」です。テイクアウト専門の小さなお店ですが、注文を受けてから焼き上げる熱々のステーキは、香ばしいソースと絡み合い、ご飯がどんどん進みます。ビーチの景色を眺めながら食べるプレートランチは、ハワイならではの最高のB級グルメ体験でした。


【朝食&軽食】胃に優しいアイランドヴィンテージコーヒーのアサイーボウル
連日のごちそうで少し胃が疲れてきた朝には、「アイランドヴィンテージコーヒー」のアサイーボウルが最適です。新鮮なアサイーのスムージーの上に、グラノーラ、バナナ、イチゴ、ブルーベリー、そしてハチミツがたっぷりとかかっており、さっぱりとしながらも栄養満点です。その人気から常に行列ができていますが、並んででも食べる価値のある一品です。ヘルシーで美味しい朝食は、一日の始まりを爽やかにしてくれました。


無理しない!子連れで楽しむハワイのおすすめアクティビティ
ハワイには魅力的なアクティビティがたくさんありますが、小さな子どもを二人連れての旅行では、「無理をしない」ことが最も重要です。例えば、定番のダイヤモンドヘッド登山も、子どもを抱えて登るのは現実的ではないと判断し、今回は見送りました。その代わりに選んだのが、小さな子どもがいても家族みんなで楽しめるマリンアクティビティです。
天国の海シュノーケリングツアー(キャプテンブルース)
私たちが参加したのは、「キャプテンブルース」が主催する「天国の海」シュノーケリングツアーです。沖合にある「サンドバー」と呼ばれる、サンゴ礁の働きでできた遠浅の砂州を拠点に活動する点が特徴となり、大人の腰ほどの深さしかない場所なので、泳ぎが得意でない人や小さな子どもでも、安心して海に入ることができます。道中では野生のウミガメが泳ぐ姿も見ることができ、子どもたちは大興奮でした。

小さな子どもでも安心のサポート体制
いざシュノーケリングを始めようとしたところ、上の子が怖がって海に入りたがらないというハプニングがありました。しかし、スタッフの方は嫌な顔一つせず、すぐにSUP(スタンドアップパドルボード)を用意してくれ、別の形で楽しませてくれました。下の子はまだ小さすぎてそれも難しかったため船で待機していましたが、その間も別のスタッフの方が一緒に水遊びをしてくれるなど、常に子どもたちに気を配ってくれました。スタッフは皆、私たちに分かりやすいように非常にゆっくりとした英語で話してくれるため、コミュニケーションに不安を感じることもありませんでした。


船酔いしても大丈夫!感動の神対応
このツアーで最も感動し、心から感謝した出来事があります。ツアーの途中で、妻が船酔いでひどく体調を崩してしまったのです。すると、キャプテンは即座に状況を判断し、小型ボートで他のツアー客よりも先に私たち家族だけを陸まで送り届けてくれました。もちろん感謝の気持ちとしてチップはお渡ししましたが、追加料金などを請求されることは一切なく、その迅速で温かい心遣いには本当に救われました。さらに、ツアーの帰り道では、バスの運転手さんが「時間が余ったから」と、人気店「レナーズ」に立ち寄り、名物のマラサダを買う時間を作ってくれました。マニュアル通りではない、こうした一つ一つの小さなサービスが、このツアーを忘れられない素晴らしい思い出にしてくれました。
ワイキキ周辺の王道観光スポット巡り
特別なツアーに参加しなくても、ワイキキの街を散策するだけで十分に楽しめます。カラフルなサーフボードがずらりと並んだ「サーフボードストリート」や、小さなお店がひしめく「デュークス・レーン・マーケット&イータリー」などは、歩いているだけでもハワイらしい雰囲気を満喫でき、絶好の写真撮影スポットになります。


子連れハワイのTIPS!知っておくと便利な情報
最後に、これまでの体験談に加えて、子連れでハワイを旅する際に知っておくと少しだけ便利になる、ちょっとした情報をお届けします。
日本のオムツも手に入る!MITSUWAマーケット
海外旅行でかさばる荷物の代表格が、子どものオムツです。現地調達も可能ですが、肌に合うか心配な場合もあります。そんな時、ワイキキのインターナショナルマーケットプレイス内にある日系スーパー「MITSUWA」は非常に心強い存在です。日本のメーカーのオムツやおしりふき、離乳食、お菓子などが手に入るので、万が一ストックが切れてしまっても安心です。
意外と嬉しいお土産?ホテルのエコバッグ
今回宿泊したハイアットとヒルトンでは、どちらも宿泊のアメニティとして、ホテルオリジナルのエコバッグを無料でいただくことができました。デザインもおしゃれで作りもしっかりしているため、滞在中の買い物で重宝したのはもちろん、日本に帰国してからも普段使いのバッグとして愛用しています。ハワイの思い出が詰まった実用的なお土産として、とても嬉しかったです。


まとめ:ポイントを押さえれば子連れハワイは最高の思い出になる
フライト時間の長さや言葉の壁、子どもの体力や食事のことなど、子連れでのハワイ旅行には、出発前は様々な不安がつきものです。しかし、実際に旅をしてみると、ハワイという場所が持つ温かい空気と、子ども連れの観光客を歓迎してくれる人々の優しさに何度も助けられました。事前にしっかりと情報を集め、移動手段やホテル、アクティビティを賢く選択し、「無理をしない」ことを心がければ、子連れハワイは間違いなく家族全員にとって最高の思い出になります。
今回の私たちの旅行記が、これからハワイへの家族旅行を計画されている方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。物価高は気になりますが、いつかまた円高になった頃に、必ず再訪したいと心から思える素晴らしい旅でした。




