ラスベガス子連れ旅行記|人気観光スポットとおすすめ居酒屋を実体験レポート!

ザ・ラスベガス観光の撮影場所

ラスベガスと聞くと、きらびやかなネオンや大人のためのカジノというイメージが先行しがちですが、実は家族連れでも十分に楽しめる街です。今回は、実際に4歳と2歳の子供たちを連れて訪れた中から、特におすすめしたい観光スポットと、逆に子連れ目線では少し注意が必要だと感じたポイントを詳しくご紹介していきます。広大な砂漠のアートから、街中のエンターテインメントまで、子供たちの反応を交えて振り返ります。

映えスポット「セブンマジックマウンテン」は準備が必要

岩の日陰は涼しい

まず最初にご紹介するのは、何もない広大な砂漠の中に突如として現れるカラフルな石のタワー、セブンマジックマウンテンです。ここはSNSなどでも頻繁に見かける有名なフォトスポットであり、ラスベガスの主要エリアであるストリップ地区からは車で30分ほどの距離に位置しています。この作品はスイスのアーティストによる大規模なインスタレーションで、当初は2016年から2年間の期間限定公開とされていましたが、その人気の高さから公開期間が延長されており、私たちが訪れた2024年時点でもしっかりと無料で楽しむことができました。

現地に到着すると、高さ約10メートルにも及ぶ巨大な石の積み木のような塔がいくつもそびえ立っており、その迫力は圧巻です。鮮やかな蛍光色で彩られた石は青空とのコントラストが美しく、視覚的なインパクトが強いため、4歳と2歳の子供たちも「大きいねえ!」と指を差して興奮していました。ここは理屈抜きに色と大きさで楽しめるため、小さいお子さん連れにもおススメです。ただし、以下の点には注意が必要です。

  • 足元: 駐車場からタワーまでは砂漠の道。砂埃で汚れても良い靴で行くこと。
  • 日差し: 岩陰以外の日陰が無いので日よけのあるベビーカーが必須。

M&M’s ワールドとコカ・コーラストア

次に向かったのは、ストリップ大通りの南側に位置する有名なお店、M&M’s ワールドとコカ・コーラストアです。この二つの店舗は隣接しているため、はしごして観光するのが定番ルートとなっています。

M&M’s ワールドの方は店内に入ると、壁一面に巨大な筒がずらりと並んでおり、その中には色とりどりのM&M’sチョコレートがぎっしりと詰まっています。自分でハンドルを回してチョコを出す体験自体が子供たちにとっては楽しいアトラクションのようであり、楽しめます。

1/2poundで8.99ドルなので割高感はあり。

一方で、すぐ隣にあるコカ・コーラストアは、幼児連れには少々ハードルが高いかもしれません。ここの最大の見どころは、世界各国のコカ・コーラ製品を飲み比べできるセットメニューなのですが、私たちも意気揚々と挑戦してみたものの、4歳の子供にはやはりシュワシュワの炭酸は刺激が強く飲むことができませんでした。結局、大量に並んだコップの中身は妻と私で必死に消費することになり、お腹がタプタプに。もちろん、Tシャツやタンブラーといった可愛らしいグッズが豊富に販売されていますので、お土産探しを目的に訪れるのであれば十分に価値があります。

味の違いを楽しむより飲み切る方で必死に笑
T-Shirts-LasVegas x FANTA

世界最大級の観覧車「ハイローラー」

ラスベガスの夜景を一望するために、The LINQというプロムナードの最深部にある世界最大級の観覧車、ハイローラーにも乗車しました。この観覧車は年齢制限がなく、赤ちゃん連れでも利用できるのが嬉しいポイントです。高さは約160メートル、フィート換算で550フィートにも達し、一周するのに約30分という時間をかけてゆっくりと回ります。実際に乗ってみたところ、想定以上の高さに4歳の子供は恐怖を感じてしまったようで、景色を楽しむ余裕はなく、終始母親のそばにへばりついて離れませんでした。一方で、まだ高さの概念や恐怖心が未発達な2歳の子供は「怖いものなし」といった様子で、窓の外を不思議そうに眺めていました。このように、子供の年齢や性格によって反応が大きく分かれるアトラクションだと言えます。

なかなか大きい球体に乗ります。
息子は平気そう。スフィアもきれいに見れました。

ちなみに、ハイローラーに向かう道中で購入したフィッシュ&チップスは非常においしかったのですが、店内のイートインスペースが狭く、子連れでゆっくり座って食べるのは難しそうでした。基本的にはテイクアウト(To Go)を前提に考え、プロムナードのベンチやホテルの部屋で食べる計画を立てるのがスムーズでしょう。

Gordon Ramsay Fish & Chips - LINQ Las Vegas Hotel + Experience
Gordon Ramsay's quick service restaurant at The LINQ Las Vegas provides an authentic British experience with delectable ...
看板が特徴的ですぐ見つけれます。
メニュー表

やっぱりアーケードが楽しいよね

子供たちが最も目を輝かせて楽しんでいたのは、やはりホテル内に併設されたアーケード(ゲームセンター)でした。私たちは宿泊していたヒルトン・リゾート・ワールドからバスを利用して南側のエクスカリバーホテルへ移動し、そこでアーケードを楽しみました。サーカス・サーカスは徒歩圏内でしたので、何度行ったことやら。。エクスカリバーにあるゲームコーナーは、子供向けの景品ゲームや乗り物が充実しており、言葉がわからなくても直感的に遊べるものが多いため、子供もしっかりと遊べる場所が用意されているのがラスベガスの懐の深さだと感じました。

↓サーカスサーカス公式サイト

The Midway | Circus Circus Hotel & Casino Las Vegas
Circus Circus Hotel & Casino on the Las Vegas Strip is your family-fun vacation destination. Explore dining, gaming, liv...
ピエロたたき?
マリオの世界

↓エクスカリバー公式サイト

https://excalibur.mgmresorts.com/en/entertainment/fun-dungeon.html
乗り物はやはり楽しそう。

ラスベガス子連れ旅行の食事事情|バフェやフードコートのリアルな感想

ラスベガスといえば豪華な食べ放題「バフェ(Buffet)」が有名ですが、実際に幼児を連れて利用してみると、想像していた優雅な食事とは少し異なる現実がありました。ここでは、バフェ体験のリアルな感想や、胃が疲れた時に救世主となったフードコートメニュー、そしてスーパーマーケットの活用術について詳しくお伝えします。

憧れのバフェ(Buffet)は子連れにはハードルが高い?

ラスベガスに来たからには一度は体験したいと思い、私たちはウィン(Wynn)ホテルのバフェを訪れました。予約必須で評判通り料理のクオリティは素晴らしく、大人が楽しむ分には文句なしの美味しさでした。しかし、4歳と2歳の子供を連れての利用となると、正直なところ時期尚早だったかもしれません。

高級ホテルであるため当然なのですが、お皿はすべて重厚な陶器製であり、子供用のプラスチック皿や紙皿といったものは用意されていませんでした。そのため、食事中は子供がお皿を落として割ってしまわないか常にヒヤヒヤしながら見守る必要がありました。さらに、自分たちの食事を取りに行く時間と子供に食べさせる時間が重なり、親はてんてこ舞いの状態です。

本来であれば色とりどりの料理やスイーツの写真を撮って旅の記録に残したかったのですが、子供の世話に精一杯で、カメラを取り出す余裕すらありませんでした。残念ながら食事の写真は一枚も残っていません。。。涙

バフェは確かに美味しいのですが、その対価として支払う金額も安くはありません。子供がもう少し大きくなり、自分でお皿を持って歩けるようになってから訪れた方が、親子ともに心から食事を楽しめるのではないかと痛感しました。

↓予約サイト

The Buffet Reservations
Book a reservation at The Buffet. Located at 3121 Las Vegas Blvd., Las Vegas, Nevada, 89109.
せめてもの記念撮影

胃に優しいフォー(PHO)とスーパーのデリ活用術

連日のアメリカンな食事で胃が疲れてきた頃、私たちの心と体を癒してくれたのが、宿泊していたヒルトン・リゾート・ワールド内のフードコート「Famous Foods Street Eats」にあるベトナム料理店でした。ここの「Famous PHO」で提供されるフォーは、あっさりとしたスープと米麺が特徴で、日本のうどんに近い感覚で食べることができます。

Explore Dining Options at Resorts World Las Vegas
Discover diverse dining options at Resorts World Las Vegas, from fine dining to casual eateries. A taste for every cravi...

また、毎食外食に出かけるのは体力的に厳しい日もあります。特に子供が遊び疲れて眠そうな時などは、無理にレストランへ行かず、スーパーマーケットを活用するのも一つの手です。私たちは「Whole Foods Market」でデリ(お惣菜)を購入し、ホテルの部屋で食事を済ませることも多々ありました。ホールフーズのデリは野菜も豊富で味付けも健康的ですし、何よりホテルの部屋であれば親にとって精神的な負担が少なく、リラックスして食事をとることができるため、滞在中の数回は「部屋食」を取り入れることを強くおすすめします。Whole Foodsはどこにでもあって本当にありがたい存在ですね。

ラスベガスのおすすめ居酒屋|子連れに「市座(Ichiza)」が最高な理由

さて、今回の旅行で食事に関して最も感動し、読者の皆様に圧倒的におすすめしたいのが、日本式の居酒屋「市座(Ichiza)」です。海外旅行中にわざわざ日本食?と思われるかもしれませんが、子連れ旅行において「普段通りの味」と「安心できる空間」は大きな価値があります。主要エリアのストリップからも車で10分程度とアクセスも良好ですので、ぜひ旅のプランに組み込んでみてください。

予約の取りやすさと半個室の安心感

ラスベガスの人気レストランはどこも混雑しており、予約なし(Walk-in)で訪れると満席で断られたり、長時間待たされたりすることが日常茶飯事です。子連れにとって待ち時間は最大の敵ですが、この「市座」はその点でも非常に優秀でした。

Ichiza 2 Hanare - Las Vegas, NV
Specialties: Japanese Izakaya style restaurant with over 200 kinds of small plates, open until late night. Sushi, Yakito...

実はこのお店には「Ichiza 1」と「Ichiza 2 Hanare」という二つの店舗があるのですが、特に狙い目なのが「Ichiza 2 Hanare」の方です。私たちはYelpを使って予約を試みたのですが、当日であってもすんなりと席を確保することができました。さらに店内に入って嬉しかったのが、席の多くが半個室のような造りになっていたことです。完全に仕切られているわけではありませんが、適度なプライベート感があり、子供が多少動いたり声を出したりしても、オープンな席に比べて周囲の視線を気にしすぎずに済みます。この「予約の取りやすさ」と「座席の安心感」は、子連れファミリーにとっては何物にも代えがたいメリットだと言えるでしょう。焼きおにぎりや焼き鳥、うどんもあるので、子どもに食べさせやすいです。ザ居酒屋的なメニューも豊富です(ガリサワー笑)。

子連れラスベガス旅行の注意点|治安とエリア

最後に、これからラスベガスへ行かれる方へ、治安とエリア選びに関する注意点をお伝えしておきます。私たちは滞在中、有名な観光スポットである「フリーモントストリート(Fremont Street)」にも足を運びました。ここは巨大なアーケード天井に映像が流れるショーで有名な場所ですが、実際に訪れてみると、子連れにはあまり適さない環境だと感じました。

ストリップ地区から北上した場所にあるこのエリアは、全体的に薄暗い路地が多く、独特の空気が漂っています。通りには過激な衣装を着た客引きやパフォーマーが多く、たばこやその他の独特なにおいも気になりました。

何か特定の目的や、どうしても見たいショーがある場合を除いて、小さなお子さん連れのファミリーは無理にフリーモントストリートまで足を延ばさなくても良いかと思います。基本的には警備員が多く配置されているストリップ地区のメインエリアや、各ホテルの中にあるショッピングモール、アトラクションを中心に回る方が、安全かつ快適に旅行を楽しめるでしょう。

ラスベガスは事前の情報収集とエリア選びさえ間違えなければ、大人も子供も最高の思い出を作れる場所です。今回のレポートが、皆さんの家族旅行の参考になれば幸いです。安全で楽しい旅を!

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