
広大なアメリカには、星の数ほどのフードチェーンが存在します。
たいてい美味しく食べれるのですが、特に旅行者や赴任したばかりの方にとっては、どこで食事をすれば良いのか、頭を悩ませる大きな問題ではないでしょうか。
「アメリカのフードチェーンってたくさんあるけど、結局どこが当たり?」
「リピートできるような美味しいお店に行ってみたい!」
「ハンバーガーだけじゃない、色々なジャンルのおすすめチェーンを知りたいな…」
アメリカ在住時に実際にリピートしていたおすすめフードチェーンを紹介します。
この記事はこんな方におすすめ。カリフォルニア中心ですが、本編いきましょう。
【ハンバーガー編】絶対外さない!おすすめチェーン6選
アメリカのソウルフードといえば、やはりハンバーガー。大手から個性派まで、駐在員が本気でおすすめする6店をご紹介します。
The Habit Burger Grill (ハビット・バーガー・グリル)
私の一番のお気に入りが「The Habit Burger Grill」です。ここのウリは何と言っても、注文を受けてから炭火でじっくり焼き上げるパティ。
口に入れた瞬間に広がる香ばしい肉の風味は、他のチェーンでは味わえません。看板メニューの「Charburger」は、シンプルながら肉の旨味を最大限に楽しめる絶品です。

Super Duper Burgers (スーパー・デューパー・バーガーズ)
少し値段は張りますが、素材へのこだわりを感じたいなら「Super Duper Burgers」がおすすめです。
オーガニックの食材をふんだんに使用しており、特にトマトのフレッシュさは格別。ハンバーガーはもちろん、濃厚でクオリティの高いアイスクリームもぜひ試してみてください。


Five Guys (ファイブ・ガイズ)
とにかくボリュームを求めるなら「Five Guys」で決まりです。注文時に「All The Way」と伝えれば、15種類ものトッピングを全て無料で追加してくれます。
そして驚くべきはポテトの量。一番小さいサイズを頼んでもカップから溢れ出すほどで、そのサービス精神にはいつも圧倒されます。



In-N-Out Burger (イン・アンド・アウト・バーガー)
西海岸を代表するハンバーガーチェーンで、大谷翔平選手が好きなことでも知られています。
メニューはハンバーガー、チーズバーガー、ダブルダブルの3種類とシンプルですが、手頃な価格で安定した美味しさを提供してくれます。マクドナルドよりもワンランク上の満足感を得られる、カリフォルニアの定番です。
Gott’s Roadside (ゴッツ・ロードサイド)
少しユニークなバーガーを試したいならここ。「Gott’s Roadside」では、なんとマグロのたたきを使った「Ahi Tuna Burger」が名物です。
肉厚でジューシーなマグロと特製ソースの相性が抜群で、一度食べたら忘れられない味。新しいハンバーガーの世界が広がります。


Red Robin (レッド・ロビン)
ファストフードとレストランの中間のような存在で、家族連れにも人気のチェーンです。ここの魅力は、なんといってもフレンチフライがおかわり自由なこと。
ハンバーガーは目玉焼きが乗っていてとても美味しいです。ついつい長居してしまう居心地の良いお店です。

【チキン編】やみつきになる!おすすめチェーン5選
ハンバーガーと並んでアメリカで大人気なのがフライドチキン。クリスピー系から韓国風まで、個性豊かな5店をピックアップしました。
Chick-fil-A (チックフィレイ)
「アメリカでチキンサンドイッチが一番美味しい店は?」と聞かれたら、多くの人がこの店の名前を挙げるでしょう。
従業員エンゲージメントを重視し、日曜は全店休業というポリシーもユニークです。子どものプレイエリアが併設されていることも魅力のひとつ。

Hey Chicken (ヘイ・チキン)
中国発のフライドチキンチェーンで、味のバリエーションの豊かさが魅力です。
甘辛いヤンニョムチキンから、ハニーガーリック、チーズ味まで、何度通っても飽きることがありません。友人とのパーティーなどでテイクアウトするのにも最適です。



Popeyes Louisiana Kitchen (ポパイズ・ルイジアナ・キッチン)
KFCよりもクリスピーでカリカリな食感が好きなら「Popeyes」が断然おすすめです。
衣のザクザク感とスパイシーな味付けが特徴で、一度食べるとやみつきになります。ビスケットやケイジャンフライなどのサイドメニューも充実しています。

Dave’s Hot Chicken (デイブス・ホット・チキン)
辛いもの好きにはたまらないナッシュビルホットチキンの専門店。辛さが7段階から選べるのが特徴で、私はいつも上から2番目の「Extra Hot」を頼んでいました。
辛さの中にしっかりとした旨味があり、フライドチキンとピクルス、パンの組み合わせが絶妙です。

Vons Chicken (ボンズ・チキン)
こちらも韓国系のフライドチキン店ですが、揚げずにオーブンで焼き上げる「Oven Roast」が看板メニューです。
余分な油が落ちてヘルシーながら、皮はパリッと、中はしっとりジューシー。罪悪感なくチキンを食べたい時におすすめです。
【サンドイッチ・ピザ編】ランチに最適!おすすめチェーン2選
手軽に美味しいランチを済ませたい時に重宝するのが、サンドイッチとピザのチェーンです。
Ike’s Love & Sandwiches (アイクス・ラブ&サンドイッチ)
具材たっぷりの個性的なサンドイッチが楽しめるお店です。ここの最大の特徴はパンの種類を選べること。特におすすめなのが、外はカリカリ、中はふわふわの「Dutch Crunch」です。
ベジタリアン向けのメニューも豊富なので、誰と行っても楽しめます。


Mountain Mike’s Pizza (マウンテン・マイクス・ピザ)
これぞアメリカ!という雰囲気のクラシックなピザが食べたくなったらここ。
食べ応えのあるパン生地に、たっぷりのチーズと具材が乗ったピザは、コーラやスプライトとの相性も抜群。メニューも豊富で、大人数でシェアするのにぴったりです。

④【ラーメン編】日本が恋しくなったら!本格派おすすめチェーン2選
アメリカでもラーメンは大人気。日本の味に引けを取らない、行列のできる人気店をご紹介します。
Ramen Nagi (ラーメン凪)
日本でもおなじみの「ラーメン凪」は、アメリカでも平日から行列ができるほどの人気ぶり。
濃厚でクリーミーな豚骨スープは、日本の店舗と比べても遜色ない本格的な味わいです。日本の味が恋しくなった時に、心もお腹も満たしてくれる貴重なお店です。

Taishoken (大勝軒)
つけ麺の元祖として知られる「大勝軒」。私は日本の店舗には行ったことがありませんが、カリフォルニアの「Taishoken」には何度も通いました。
魚介系の濃厚なつけ汁と、もちもちの太麺のコンビネーションは最高で、こちらも常に行列が絶えません。

【ベーカリー編】朝食にもおやつにも!おすすめチェーン2選
日本のパン屋さんのような、ふわふわのパンが恋しくなったらアジア系のベーカリーがおすすめです。
Paris Baguette (パリス・バゲット)
韓国発のベーカリーチェーンですが、品揃えは日本のパン屋さんに非常に近いです。出来合いのサンドイッチから、菓子パン、総菜パンまで種類が豊富で、どれもクオリティが高いのが特徴。
イートインスペースでコーヒーと一緒に楽しむのもおすすめです。

85°C Bakery Cafe (85℃ベーカリー)
台湾発祥のベーカリーで、ほんのり甘めのパンが特徴です。ケーキ類は好みが分かれるかもしれませんが、パンの美味しさは間違いありません。手頃な価格も魅力です。
【スイーツ編】食後に楽しみたい!おすすめチェーン5選
食事の締めくくりや、午後の休憩にぴったりなスイーツのお店も充実しています。
Matcha Cafe Maiko (抹茶カフェ舞妓)
ハワイ発祥の本格的な抹茶スイーツが楽しめるお店です。濃厚な抹茶ソフトクリームは、甘さ控えめで抹茶本来の風味をしっかりと感じられます。
アメリカで日本の味が恋しくなった時に訪れたい、癒しの空間です。


Wanpo Tea Shop (ワンポ・ティー・ショップ)
タピオカティーのお店は数多くありますが、お茶の味にこだわるなら台湾発の「Wanpo Tea Shop」が一番。
上品で香り高いお茶をベースにしたドリンクは、甘さも調整でき、大人も満足できる味わいです。

Meet Fresh (ミート・フレッシュ)
こちらも台湾発のスイーツ店で、タロイモや緑豆などを使ったヘルシーなアジアンスイーツが人気です。
特に、ふわふわの氷にたっぷりのフルーツやトッピングが乗ったかき氷は、暑い日にぴったりの美味しさです。

Eataly (イータリー)
イタリアの食料品マーケットに併設されたジェラートショップ。素材の味を活かした本格的なジェラートは、まさにワンランク上の味わいです。ピスタチオやヘーゼルナッツなど、濃厚なフレーバーが特におすすめです。

SomiSomi (ソミソミ)
たい焼きの形をしたコーンにソフトクリームを乗せた、見た目も可愛いスイーツです。ソフトクリームはミルクや抹茶、ウベ(紫芋)などから選べ、たい焼きの中にはカスタードやあんこが入っています。
韓国発の人気店で、SNS映えも間違いなしです。
【中華料理編】アジアの味が恋しい時に!
手軽に本格的な中華料理が楽しめるチェーンも、覚えておくと非常に便利です。
Koi Palace (コイ・パレス)
点心が有名な広東料理のレストランです。常に温かいお茶を提供してくれるサービスも嬉しいポイント。
どのメニューも全体的にクオリティが高く、特に週末のランチタイムは多くの人で賑わいます。


Dough Zone (ドウ・ゾーン)
リーズナブルな価格で美味しい小籠包が食べられると評判のお店。肉汁たっぷりの小籠包はもちろん、担々麺などの麺類も人気です。
気軽に立ち寄れて、満足度の高い食事ができる貴重なチェーンです。



【コーヒーショップ編】こだわりの一杯が楽しめる!
スターバックスだけじゃない、個性的なコーヒーショップもアメリカの魅力です。
Philz Coffee (フィルズ・コーヒー)
一杯ずつハンドドリップで丁寧に淹れてくれる、サンフランシスコ発のコーヒーショップです。
普段あまりコーヒーを飲まない私でも美味しいと感じるほど、雑味がなくクリアな味わいが特徴。季節限定のフレーバーもあり、訪れるたびに新しい発見があります。


【レストラン編】日常使いから特別な日まで!おすすめチェーン5選
ファストフードだけでなく、しっかり食事ができるカジュアルレストランもレパートリーに加えておきましょう。
Pacific Catch (パシフィック・キャッチ)
新鮮なシーフードを使った環太平洋料理が楽しめるレストラン。お店の雰囲気も良く、カリフォルニアロールやフィッシュアンドチップスなど、日本人の口にも合うメニューが豊富です。

Texas Roadhouse (テキサス・ロードハウス)
美味しいステーキを比較的リーズナブルな価格で楽しめる、人気のステーキハウスです。
無料で提供される、ほんのり甘いパンとシナモンバターが異常なほど美味しく、これ目当てに通う人もいるほどです。

Holder’s Country Inn (ホルダーズ・カントリー・イン)
「アメリカ版デニーズ」といった雰囲気の、古き良きアメリカのファミリーレストランです。
キッズメニューもありますが、とにかく一皿の量が多いので注文の際はご注意を。絶品というわけではありませんが、日常使いに最適な安心感のあるお店です。


Market Broiler (マーケット・ブロイラー)
シーフード料理が食べたくなったらここ。新鮮な魚介を使ったグリル料理や、魚介の旨味が凝縮されたスープ「チョッピーノ」が特におすすめです。
少しだけ贅沢なディナーを楽しみたい時にぴったりです。



Sweet Maple (スイート・メープル)
お洒落なブランチを楽しみたいなら「Sweet Maple」がおすすめです。甘じょっぱいチキン&ワッフルは一度食べたら忘れられない名物メニュー。マックグリドルに似た中毒性があります。


まとめ:お気に入りのアメリカフードチェーンを見つけよう!
今回は、アメリカ駐在中に実際にリピートし、日常使いしていた本当におすすめのフードチェーンを30店ご紹介しました。
広大なアメリカには、今回ご紹介しきれなかった魅力的なお店がまだまだたくさんあります。特に住んでいる地域によりますが、探せば個人店でも美味しいところはたくさんありました。
まずは、この記事を参考に、まだ試していない近隣のチェーン店に足を運んでみてください。では、これにて。
今後、アメリカ赴任をされる方向けに、おススメの準備物リストを記事でまとめています。



