「次の週末、どこかへ出かけたいけど、子供が一日中楽しめる場所はないかな?」「できればお金をかけずに、美味しいものも食べたい!」そんな風に考えているご家族に、最高のプランをご提案します。
それが、神奈川県相模原市にある「オギノパン工場見学」と近隣の「あいかわ公園」を組み合わせた1日プランです。
この記事では、予約不要の工場見学で美味しいパンをゲットし、宮ケ瀬ダム近くの広大な公園で思いっきり体を動かして遊ぶ、家族みんなが大満足できる最強のモデルコースと、絶対に外せない5つのポイントをご紹介します。
予約不要の「オギノパン工場見学」で揚げたてパンをゲット
本プランは「オギノパン本店」から始まります。ここは首都圏から車で約1時間というアクセスの良さも魅力の一つです。単なる人気のパン屋さんというだけでなく、家族で楽しめるエンターテイメント性を秘めた場所であり、なんと無料でパンの製造工程を見学できるのです。この日のランチを調達しつつ、子どもたちの知的好奇心も満たせる、まさに一石二鳥のスポットと言えるでしょう。

予約なしでOK!ガラス越しに見るパンの製造工程
オギノパンの工場見学が持つ最大の魅力は、その手軽さにあります。駐車場からすぐの場所にある売店の扉をくぐると、その右手にはもう工場見学エリアへの入り口が待っています。驚くべきことに、事前の予約は一切不要で、特別な手続きや衛生服への着替えもなく、普段着のまま気軽にパン作りの世界を覗き見ることができるのです。私たちが訪れたのは平日の午前11時半過ぎでしたが、「あんドーナツ」がベルトコンベアに乗って流れていく様子を間近で見ることができました。熱を冷ますために設計された長い螺旋状のコンベアをゆっくりと旅していく光景は、製造ラインらしい光景で不思議な魅力がありました。


「40の質問カード」でパン博士に
製造を眺めるだけでなく、子どもやおとながより深くパンの世界に興味を持つための素敵な仕掛けも用意されています。見学通路の壁には、「オギノパンの創業年はいつ?」や「あいすぱんを開発した経緯は?」といった、オギノパンへの理解が深まるクイズがずらりと40枚も貼られています。このカードは、めくると答えが現れるクイズ形式になっており、ただ見るだけの工場見学に留まらず、遊びながら学べる工夫がなされています。子どもも大人もすっかりオギノパン博士になった気分を味わうことができます。オギノパンが多くの家族に愛される理由の一つが、こうした企業努力にあるのかもしれません。答えはぜひ、現地で確かめてください!


おすすめパンはこれ!コスパ最強のパンを実食レポート
工場見学でパンへの期待感が最高潮に達した後は、いよいよお楽しみのパン購入の時間です。併設された売店には、工場で生み出されたパンが所狭しと並び、見ているだけで食欲が湧き立ちます。子どもたちは目を輝かせながら「あれも食べたい、これも食べたい」と大興奮。我が家では、ランチとおやつ用に合わせて10種類ほどのパンを選びましたが、お会計は驚くことに2,000円弱でした。都心のベーカリーであれば倍近くしてもおかしくないクオリティと量を考えると、そのコストパフォーマンスの高さは特筆すべき点です。筆者が個人的に最もおすすめしたいのは、やはり看板商品の「あげぱん」です。揚げたてならではのサクサクとした食感と、じゅわっと広がる優しい甘さは、まさに至福の味わいでした。売店ではオギノパンのTシャツやグッズも販売されていますよ!オギノパンダかわいいです。



車で5分!広大な「あいかわ公園」でピクニック&アスレチックを満喫
美味しいパンをたくさん買い込んだら、次なる目的地である「県立あいかわ公園」へと向かいます。オギノパン本店からは車でわずか5分という驚きの近さで、あっという間に到着します。ここで最高のピクニックランチと、午後のエキサイティングな時間を過ごしましょう。公園は非常に広大であるため、子どもの遊び場である「冒険の森」と「こども広場」へのアクセスを考えるなら、「南駐車場」を利用するのが断然おすすめです。駐車場は平日無料で、休日は500円で利用可能です。
【幼児~小学生向け】2大あそび場を徹底解説
あいかわ公園が子どもたちにとって楽園である理由は、年齢や体力に合わせて楽しめる2つの主要な遊び場があるからです。

体を動かすのが大好きな家族にぴったりの「冒険の森」
ここには、まるで砦のような壁の迷路や、ロープを編んで作られた巨大なツリー、そして定番のターザンロープやロング滑り台など、冒険心をくすぐる大型のアスレチック遊具が満載です。その本格的な造りは大人も本気にならざるを得ず、子どもを追いかけているうちに親の方が良い運動になります。筆者は翌日に案の定筋肉痛が太ももに来ました。幼稚園年少~年中さんくらいのお子さんには少し難易度が高い遊具もあるため、安全のためにも必ず保護者の方が付き添って一緒に楽しんでください。子どもたちはロープツリーでお昼寝ごっこもしておりました。



小さなお子さん連れの家族が安心して過ごせる「こども広場」
みんなが一緒に遊べるインクルーシブ型の遊具が設置されており、公園の優しさを感じることができます。そして、子どもたちに大人気なのが、白い山型のトランポリン「ふわふわドーム」です。特筆すべきは、このふわふわドームが「小学生以上」と「小学生未満」でエリアが明確に分けられている点です。これにより、体の大きな子と小さな子が接触する危険性が低減されており、親としては心から安心して子どもを遊ばせることができます。すぐそばにベンチも設置されているため、休憩しながら子どもたちの楽しそうな姿を見守れるのも嬉しい配慮です。ふわふわドームは15時半までの利用可能なので、時間配分には気を付けてください。


大迫力!宮ケ瀬ダムの観光放流も要チェック
私たちが訪れた日は残念ながら実施されていませんでしたが、あいかわ公園のもう一つの魅力は、隣接する宮ケ瀬ダムで定期的に開催される観光放流です。轟音と共にダムのゲートから莫大な量の水が放たれる光景は、まさに圧巻の一言で、自然のエネルギーを肌で感じることができるようです。もしお出かけのタイミングが合うようであれば、このダイナミックなスペクタクルもプランに加えることを強くおすすめします。放流のスケジュールは宮ケ瀬ダムの公式サイトで事前に確認できますので、ぜひチェックしてみてください。あいかわ公園から宮ケ瀬ダムまでの移動は、公園内を汽車を模したバスが走っていますのでアクセスは◎です!
【1日のモデルプラン】オギノパンと宮ケ瀬ダム放流、あいかわ公園
この二つのスポットを最大限に満喫するため、私たちが実際に体験した効率的な一日の流れをご紹介します。まず午前11時過ぎにオギノパン本店へ到着し、最初に工場見学を楽しみます。見学を終えた11時半頃から、ランチのパンを選びましょう。そして正午には、車であいかわ公園へと移動を開始します。約5分で南駐車場に到着したら、12時過ぎから公園内の気持ちの良い場所でピクニックランチを楽しみます。お腹が満たされた午後1時からは、いよいよアクティビティの時間です。「冒険の森」や「こどもの広場」で、子どもたちのエネルギーが尽きるまで思いっきり遊びましょう。たくさん遊んで少し疲れてきた午後3時半頃に、残しておいたパンでおやつの時間を設けるのも良いでしょう。そして、一日中遊び尽くした満足感と共に、午後4時半に公園を出発すれば、帰りの渋滞にも巻き込まれにくく、スムーズに帰路につけるはずです。
子連れ必見!絶対に外せない5つのポイント
最後に、この最強プランを成功させ、家族みんなの満足度を最大限に高めるための5つの重要なポイントをお伝えします。週末のお出かけ先に迷われているなら、ぜひこのプランを試してみてください。美味しいパンと最高の公園が、あなたのご家族にとって忘れられない素敵な一日を約束してくれます。
- オギノパンへは午前中に訪れるべし。人気のパンが売り切れてしまう前に!
- あいかわ公園は、遊び場へのアクセスが良い「南駐車場」を目指す。
- レジャーシートを持参。荷物置き場としても重宝。ポップアップテントもあり。
- 大人も動きやすい服装とスニーカーで臨む。子どもとアスレチックを本気攻略。
- 宮ケ瀬ダムの放流スケジュールを確認しておくこと。



